2016年12月20日火曜日

田中英和 「ドクターXへの出演秘話 その1」

いや〜またまた草刈民代さんと踊る機会が持てるなんて、思っても見なかったですね。

11月中旬、シンガポールでの競技会に審査員で参加していたその夜のホテルでメールチェックをしていたら、ドクターXとかいう番組で「草刈さんと踊り、他に数名の方の振り付けや指導もしていただきたい、本番収録は11月24日です。」という内容のメールが来ていました。

そもそもその番組がなんなのか、全く知らない私ですから、???。 それに11月24日というのはシンガポールから英国に行って帰ってくるのが22日で、番組の内容がどのようなものであれ、振り付けや指導などできる時間がないのは明白。

すぐさま自分の旅行日程を知らせ、「残念ですが時間的に無理です」、との返事。そのときシンガポールのコンペに出場していた東部のA級の若代 愼くんに、「俺、紹介するから君やってよ」、と彼にこの話を振ったのです。彼のプロフィールを制作会社の担当に送り、これでこの話は終わり、と思ったものです。

ところが話は違う展開を見せ始めました。まず「収録の日程が1週間ずれて12月1日になったので、ぜひこの踊る話を受けていただきたい」という。でもまた困ったことにその直前はマレーシアでの競技会にまた審査員で行くことになっており、制作側のいう事前うちあわせの日に帰国するというなんという不幸。

ここまで日程が合わないとなればよほど縁がないものと、諦めていたところ、今度ななんと本池 淳くんから連絡があり、「僕が責任を持って振り付けと指導をしておきますから、先生には収録当日のリハーサルで合わせて、そのまま本番収録を迎えてください。映画Shall We ダンス?の再来を是非実現してください。」と。おいおい、泣かせるね〜〜〜本池くん!

東京サイドでは増田大介くんなどの伝から本池くんに話が渡り、彼が草刈さんと踊る話もあったそうです。が、本池くんは一緒に踊る話は辞退し、振り付けや指導に回ることで、私を強力に推薦してくれたようなのです。

同時に、制作側からも草刈さんご本人が「田中先生と踊りたい」と指名していますとの連絡もあり、「そこまで言われたんじゃこれは受けるしかない」、ということでこの話が進んだということなのです。

(To be continued...)


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