今年のUK選手権が始まりました。
この世界大会を皮切りに5月末の全英選手権に向けて様々な動きが始まりそうです。
それは
競技ダンスの勝負の行方もそうですし、
世界のダンス界の流れも少しずつ動き出しているように感じます。
まず
今回のUK選手権では
プロボールルームに連覇を続けるアルナス&カチューシャが出場しない意向を示し、
ビクター&アナスタシアも個人的な理由で欠場、
ロシアのアレクサンダー&イリーナも彼女の足の故障でこれも欠場とのこと。。。
ファイナルの3席が空くことになり、
クウォーターファイナルからセミファイナルでのバトルは熾烈さを極めるでしょう〜
どの組が新たなファイナリストになるか、
とても興味深いものがあります!
昨日のライジングスターでは
日本の三浦大輔・美和子組がプロボールルームで第5位に入賞し、
久しぶりの
JAPAN コールに日本からの応援団も大興奮!
ただ、
中国からも1組ファイナル4位に食い込んでおり、
アマチュアでの勢いがそのままプロに連動している中国に比べて、
やはり
日本は「単発での成功」に期待してしまっている現状を痛感します。
さて
年明け早々にビッグニュースが飛び込んできました!
それは
40回記念の大会を迎えるJBDFの日本インターナショナルダンス選手権大会が
今年は
WDCのワールドツアーの大会の一つに組み込まれることが
決定したのです!
全英選手権を戦い終えた世界のトップダンサーたちがこぞって日本武道館に集結!
かつての
日本インターとは全く違う雰囲気の世界大会として開催されることでしょう!
世界の動向にも注目しておかねばなりません。
アジアでは
アジアダンスカウンシル(ADC)から分派した
アジアダンスオーガナイザーズ(ADO) が2月末から3月上旬にかけて
アジアダンスツアー(東京、台北、ソウル)を引き続き開催し、
ADCもWDCの傘下のもと台湾やマレーシアなどで高額賞金の競技会を
活発に開催している現状があります。
ヨーロッパでも
一昨年にヨーロッパダンスカウンシル(EDC) が発足し、
昨年WDCの加盟団体として認められ、
世界のダンスを牽引してきたヨーロッパの実績をさらに
パワーアップする目的があるようです。
また一方で
WDCとは一線を画した英国発祥の Freedom To Danceの組織も
アジア地区を中心に広まる傾向にあり、
シンガポール、香港、台湾などでも
活発に競技会を開催しています。
中国でもWDCとはやや距離を置いた形で
新たに日本やロシア、ヨーロッパと提携を結んだネットワークを構築し、
世界のダンス界をリードする準備を
着々と整えているようにも見えます。
英国のEU離脱のゴタゴタがあっても
英国主導のダンス界はまだまだ続くでしょうが、こうした世界の動きは
新たなバランスを生み出すことは疑いようのないことです。
日本も天皇陛下の生前退位で新時代が始まります。
日本でのプロ組織も
だんだんと今までのバランス感覚とは違ったものになっていくのではないでしょうか。
2020年
東京でオリンピックが開催されます。
ダンスがどう関わるかも大事なことです。
日体協にダンス界が正式加盟できるかどうかの動きも本格化していくようです。
これからますます動きが活発になっていくことは必至です。
フットワークを軽くして
即座に対応できる準備を怠らないことです!!!